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2010 / 09 / 09 ( Thu )
即時の相続分差別撤廃を!
婚外子当事者の人権回復が最優先!

1. 民法における相続分差別規定をただちに撤廃する。
2. 婚外子であることが特定できない戸籍編制・戸籍記載にする。
3. 親の婚姻状況によって、子どもを嫡出か否かで弁別しない。
4. 人権啓発を行い、婚外子に差別的な世論を転換する。

1.について

 最高裁第3小法廷は本年(2010年)7月7日付けで、婚外子の相続分を嫡出子の二分の一とする民法900条の規定を争う裁判を、大法廷に回付しました。過去に最高裁が「違憲とまでは言い得ない。」等として、婚外子への相続分差別を維持してきた判断が覆る可能性があるとの観測が報道されました。

 既に最高裁では、2003年・04年の二度にわたって、「(婚外子相続分差別を撤廃する)法改正が立法府により可及的速やかになされることを強く期待するものである。」との補足意見が述べられていました。その上で、2009年9月30日には、「平成8(1996)年には法制審議会により非嫡出子の相続分を嫡出子のそれと同等にする旨の民法改正案が答申されているのである。これらのことを考慮すると,私は,社会情勢等の変化にかんがみ,立法府が本件規定を改正することが強く望まれていると考えるものである。」との補足意見が述べられました。

 婚外子差別については、女性差別撤廃委員会は総括所見(2009年8月7日)で、「婚外子とその母親に対する民法及び戸籍法の差別的規定を撤廃するよう締約国に要請する。」(パラ18)と勧告した上で、パラグラフ18に含まれる勧告の実施について、「書面での詳細な情報を、2年以内に提出するよう締約国に要請する。」(パラ59)として、法改正をフォローアップの対象としました。

 フォローアップまで、後一年もありません。
また、自由権規約委員会・社会権規約委員会・子どもの権利委員会も、繰り返し、婚外子に対する法制度上の差別を含むあらゆる形態の婚外子差別の撤廃を日本政府に勧告しています。直近の子どもの権利委員会の総括所見(本年6月11日)を含めて、九度にも及びます。
これらのことから、立法府は最高裁の判断を待つまでもありません。ただちに、1996年に法制審から答申されている、相続分差別規定を撤廃するための法改正をすべきです。

2.について

 女性差別撤廃委員会の勧告にあるように、問題は民法改正に止まらず「戸籍法の差別的規定を撤廃」しなければなりません。現行の婚姻家族を基準とする戸籍編制を維持すれば、婚外子とその母によって構成される別異の戸籍を編制することになります。問題を解決するためには、市民登録を個人単位にするなどを検討しなければなりません。

 また、戸籍記載でプライバシーが明らかになるために、就職や結婚での不当な差別を目的とする、戸籍の不正取得が後を絶ちません。人種差別撤廃委員会は、総括所見(2010年4月6日)で、「個人のプライバシーを効果的に守るために、特に雇用、結婚及び住居において、差別目的のための戸籍制度の利用を禁止し、処罰措置を有するより厳格な法律を制定することを勧告する。」(パラ18)としました。

3.について

 社会権規約委員会は総括所見(2001年9月24日)で、「近代社会では受け入れられない『非嫡出子』という概念を法律および慣行から取り除くこと、婚外子に対するあらゆる形態の差別を解消するために緊急に立法上および行政上の措置をとること、さらに当事者の規約上の権利(第2条2項および第10条)を回復することを促す。」(パラ41)とし、「出生による差別」が条約上全く許されないことを明白に指摘して、「当事者の権利回復」を勧告しています。
 
 子どもの権利委員会の総括所見(2004年2月26日)も、「あらゆる婚外子差別ならびに『嫡出でない』といった差別的用語を法令から除く」(パラ25)ことを勧告しています。

4.について
 
 日経新聞の社説「チェンジ!少子化 日本の『結婚』は今のままでいいのか」(2009年6月28日)が、「民法の規定は、婚外子が社会的に差別される原因にもなっている。」と指摘するように、相続分差別規定は婚外子に対するあらゆる不当な差別を正当化する根拠とされてきました。
 
 政府が婚外子についての人権啓発を全く行ったことが無い為に、日本社会全般に、差別意識が蔓延してしまっています。考え方が差別を前提としてしまい、就職や結婚が婚外子という理由で断られても当然とする風潮すらあります。
速やかにキャンペーン等を行い、婚外子差別を根絶する責任は政府にあります。

                 「婚外子」差別に謝罪と賠償を求める裁判を支援する会
                 Association for the Support of Children out of Wedlock
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